光軸調整ねじ

ニュ−トン式反射望遠鏡の主鏡光軸調整ねじには一般的、安価な「押し引きねじ」が使われている。 しかし主鏡セル、枠が強靭ならばいいが薄材だと「押し引き」関係でセル、枠に歪みが生じやすい。そこで150SL(生産終了品)に採用されたのが「親子ねじ」である。画像からおわかりのように外径ねじはM10×1が使われ押しねじに、内にあるねじはM4で引きねじ効果となり同一箇所なので、歪みが少ない。 いずれにしても光軸調整ねじは均等に適度な力で締め、光軸を調整するのが前提であることに留意しよう。